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「笠間工芸の丘株式会社」代表取締役就任のお知らせ ⇐click

令和7年6月20日より梅原尚美が代表取締役に就任いたしましたことをご報告申し上げます。まずは略儀ながらホームページでの公開を持ちまして、ご挨拶申し上げます。弊社では、新体制のもと社員一同力を合わせて、社業発展に努めてまいります。今後とも倍旧のご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

~代表就任のごあいさつ~
このたび笠間工芸の丘の代表取締役に就任いたしました梅原尚美と申します。
私自身、笠間で生まれ笠間で育ち歴史や文化を感じながらこの地域に愛着をもって、今日まで過ごしてまいりました。都心から最も近い陶芸の町である笠間は、自然豊かな風光明媚な盆地に位置し、山・川・陶土といった豊かな自然資源に恵まれております。
 この地域で作られる焼き物は「笠間焼」と総称され、窯元文化はおよそ250年にわたり受け継がれてきました。鎌倉時代には、笠間城が築かれ、城下町および笠間稲荷神社の門前町として発展し、歴史ある町としての風格を備えております。江戸時代には、城主が笠間焼を地場産業として奨励したことにより、焼き物文化が一層根づきました。明治・大正期には、笠間焼は日用雑器として全国に輸出され、大きな発展を遂げました。
 近年では、人間国宝・松井康成氏を輩出するなど、笠間焼の芸術性が高まっております。さらに、隣接する県立笠間陶芸大学校で学ばれた方たちをはじめ、若い未来ある陶芸家が次々と生まれております。現在は伝統的な陶芸にとどまらず、現代作家と呼ばれる芸術家が創作活動を行い、”芸術の町”としてあらためて高い注目を集めております。

『笠間工芸の丘』は、笠間焼を中心とした工芸品の振興と体験を楽しめる観光拠点として県立笠間芸術の森公園に設立され、本年で28年目を迎えました。2025年3月には施設の大規模なリニューアルを経てグランドオープンいたしました。緑豊かな公園を望む眺望の良いカフェレストランで地元の食材を使ったお食事、クラフト工房での陶芸体験、センタープラザでの素晴らしい笠間焼や伝統工芸品との出会いをお楽しみいただけます。

『笠間工芸の丘』の役割は、笠間の歴史や文化、奥深さを体感していただき、笠間という地域の魅力を存分に感じることができる場であり続けることだと感じております。観光に訪れる方や地域住民の心やすらぐオアシスになれるよう、これからは環境問題にも取り組み、サステナブルな環境づくりをすすめてまいります。

心に残る想い出を創れる『笠間工芸の丘』にぜひ足を運んでください。
スタッフ一同心よりご来館をお待ち申し上げております。

笠間工芸の丘 代表取締役
梅原尚美

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